1983年の作品 さんざめき 蠢く生命 虫や 小鳥や 風の歌 明日からは 何故に はっきり 夏とは 云えず 或る日 月が木々に 囁いた 生きているって ことは・・・と 生きている ことを、 なんの為にか 興じよう 小さな 小さな舟にも 大切な それは 灯り この くもりぞらに いつ にんげんの はたを ほんとうに 荒れた日 夜 人は何を 聞いて いるのか 実りは 赫く 祈りも 昔から・・・ いずれは 訪れる 冷やかな 強い自然 言葉の 判る花が あると云う 解らない 人もいる 暗くして 冷えた 砂丘でも 鳴く 砂がある 小さな 囲灯でも 萌えている 暮し 假面が ふたつで 道化なら 政治家は 今